2016年11月07日

栽培方法について

当農園は「農薬・化学肥料不使用」の特別栽培認証に3年前より申請し、認証を受けるために特別栽培及び有機JAS規定のガイドラインにそって栽培をしています。

防除のための資材は有機JAS栽培で認められている農薬のみです。その有機JASの定義について秋田県で特別栽培を管轄している担当の方に電話で聞いた所、簡単に言うと人体、環境、生物に影響のない薬剤ということだそうです。農水省で登録されている有機JAS薬剤のみ認められ、数十種類あるなかで当農園が使用しているのは今年は5種類です。
木酢は使っていません。使用にあたり有機JASに適合しない可能性や、実験の段階で効果がいまいち分からず、もうしばらく調べてから活用したいと思います。
そして有機JAS農薬以外には、手作業による物理的に防除する方法も取り入れてますが、内容はここで書くのは控えたいと思います。ただ、これはりんご栽培では栽培法の一つとして確立しているものであり、私はそれを応用しているだけです。防除のメリットはありますが、労力やエコ的な課題が残され、来年は少し考えなくてはいけません。それでもこの方法で格段によくなりました。
有機JAS適合農薬一覧こちら

肥料については有機肥料は使っていません。堆肥さえも2,3年に1回与えるだけです。正直、肥料については色々考えることがあります。新たな品種を取り入れるため苗木も植えていますが、有機肥料を使う使わないでは成長のスピードが倍違います。実際にその現実を見ると、りんごの木がかわいそうになってきます。
ただ、りんごの木にストレスを与えることで味質が変わると、農業を始めた目標「味質の追求」のために、りんご共々頑張り通したいと思います。


土についてはほとんどいじらない状態ですが、防除に関しては使用種類、使用回数が少ないとは言え有機JAS適合農薬に頼っている現状。十数年やって今の方法パターンに辿り着き、品質も出荷できるレベルに。ただやはり矛盾を感じますし、有機JASと言えど「薬」を使っているわけで。

まったく何も使わないのと、今のガイドラインを守った違いを見れば、畑にとっても私自身にとってもやはり今のやり方が正しいと思います。

8.JPG

それでも、自分のその矛盾に思う気持ちに折り合いをつけるため、収穫量を安定させ価格を少しでも慣行栽培に近づけることを目標としています。無農薬を取り組むにあたり、1本の木から1つでもりんごが出来れば成功なのではなく、収穫量も慣行栽培に近づいてこそ本当の成功だと思っています。収穫量は今の方法では現実的に他の農家さんに負けますが、これまで取り組んできたように一つ一つ階段を昇って解決していこうと思います。
posted by 徳蔵 at 14:46| Comment(0) | 情報 | 更新情報をチェックする
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